ABAPプログラムのパフォーマンスの調べ方

 ABAPプログラムのパフォーマンスを分析する方法を2つ解説します。

  • ABAP実行時間分析
  • パフォーマンス分析

ABAP実行時間分析

TCODE:SE30
SE38からプログラム>実行>実行時間分析でもアクセス可能

操作方法

Step1

測定>ダイアログ
実行したいPGのTCODE、PGIDまたは汎用モジュールを指定

Step2

レポートプログラムの選択画面が表示される。
パタメータを入力して実行ボタンを押下

Step3

ABAP実行時間分析の画面に戻る
アプリケーションデータファイルの"評価"を押下

Step4

実行時間分析評価の画面が表示される
左上のアイコンから詳細を開くと、Perform、メソッド、SELECT文毎にかかった時間が表示される。

すでに実行されたバックグラウンドのPGのパフォーマンスを調べるには?

TCODE:SE30

Step1

メニューバーから実行時間分析>計測>実行中のアプリケーションに対して有効化を選択する。

Step2

"選択されたワークプロセスでの測定開始/終了"という画面が表示される。
実行時間を見たいプロセスを選択して有効化する。

Step3

ABAP実行時間分析の画面に戻る
アプリケーションデータファイルの"評価"を押下

パフォーマンス分析

TCODE:ST05

Step1

"トレース選択"で”SQLトレース”にチェックを入れる
"トレース機能選択"でトレース有効化を押下

Step2

実行時間を分析したいプログラムに遷移し、実行する

Step3

ST05の画面に戻り、"トレース機能選択"でトレース無効化を押下

Step4

"トレース機能選択"でトレース照会を押下
"トレースコード照会制限の設定"で選択値を入力

Step5

プログラムが実行したSELECT文の一覧が表示される。
詳細を見たいSELECT文を選択して"EXPLAIN"を押下
"SQL文の実行計画照会"が表示される。
この画面でSQLの実行計画を照会可能。
INDEXが効いているかどうかなども確認できる。