【SAP開発テクニック】大文字/小文字の変換と文字列の置換

文字を大文字
/ 小文字に変換することができます。また、置換規則を使用できます。
大文字
/ 小文字変換を行う場合には、次のように TRANSLATE 命令を使用します。 
構文
TRANSLATE <c> TO UPPER CASE.
TRANSLATE <c> TO LOWER CASE.
これらの命令では、項目
<c> 内のすべての小文字の文字が大文字に、またはその逆に変換されます。
置換規則を使用する場合、次の構文を使用します。
構文
TRANSLATE <c> USING <r>.
この命令により、項目
<c> 内のすべての文字は、項目 <r> 内に格納されている置換規則にしたがって置換されます。 <r> には文字のペアが保管され、各ペアの最初の文字が2番目の文字によって置換されます。 <r> は変数にすることができます。
より複雑な置換規則を持つ


例:
DATA: T(10) VALUE 'AbCdEfGhIj',
STRING LIKE T,
RULE(20) VALUE 'AxbXCydYEzfZ'.
STRING = T.
WRITE STRING.
TRANSLATE STRING TO UPPER CASE.
WRITE / STRING.
STRING = T.
TRANSLATE STRING TO LOWER CASE.
WRITE / STRING.
STRING = T.
TRANSLATE STRING USING RULE.
WRITE / STRING.
出力は以下のようになります。
AbCdEfGhIj
ABCDEFGHIJ
abcdefghij
xXyYzZGhIj
TRANSLATE 命令のその他の記述法については、キーワード文書を参照してください。